荷物の非常に少ない単身引っ越しでは、引っ越し業者を使わず引っ越しした方がお得なケースもあります。
自家用車があれば自力で引っ越すのはそう無理なことではありませんし、レンタカーを借りるのも一つの方法です。
また、本当に荷物が少なく、距離も短い場合はタクシーを使って引っ越ししてしまうという手段もあります。
今回は、タクシーを使って引っ越しする場合のメリットと、注意すべきポイントについて解説します。
メリット
移動手段を確保できる
人が乗れない引っ越しのトラックと違い、タクシーなら荷物と一緒に新居まで移動できます。
業者を使うより安くなることがある
タクシーの利用というと高そうなイメージがありますが、距離によっては引っ越し業者を使うよりも安くなります。
例えば、30kmの距離をダンボールと衣装ケース5、6個で引っ越す場合、引っ越し業者に頼むとだいたい2万円ぐらいかかります。
荷物の量としてはかなり少ないですが、業者を使った場合最低でもこのぐらいは必要になります。
一方タクシーの場合は30kmならだいたい1万円ちょっと。高速を使うともう少しかかりますが、それでも業者使うより安いです。
金額が分かりやすい
引っ越し料金は荷物量と距離、そして混雑状況によって決まります。
いくら必要になるのかは見積もりを取ってみないと分かりませんし、同じ距離・荷物量でも時間や曜日が違うだけで費用も変わってしまいます。
一方、タクシーの料金は時間利用とメーター料金のうち高いほうが適用されます。タイミングによって価格が変わることがなく、いつでも同じ料金で使えます。
ただ、引っ越し業者とタクシー料金のどちらが安くなるのかは、引っ越し業者で見積もりを取ってみないと分からないため、確実に安く引っ越すならどのみち引っ越し業者で見積もりを取らなければなりません。
荷物量で値段が変わることはない
タクシーの料金は移動距離(もしくは使用時間)で決まるため、荷物の量が増えても料金が増えることはありません。
また、セダンタイプのタクシーではなく、荷物のたくさん詰めるミニバンタイプのタクシーを読んでも料金は同じです。
タクシー会社に電話して予約する際に、電話してミニバンタイプをお願いすればOK。同じ値段でより多くの荷物を運べるようになります。
タクシー引っ越しの注意点
お得に見えるタクシー引っ越しですが、基本的にタクシーは人を運ぶサービスです。
引っ越しに使う場合は注意しなければならないことがいくつかあります。
引っ越しに使えないことがある
タクシー会社や個人タクシーの中には、タクシーの引っ越し利用をNGとしている場合があります。
直前になって断られることのないように、予約の際には必ず引っ越しに利用する旨を伝えておきましょう。黙っていても荷物を見れば分かってしまいます。
たくさんは積めない
引っ越しのトラックとは違い、タクシーは荷物をたくさん積めるようにはできていません。
無理に荷物を詰め込むのはマナー的にも安全面でもNGです。
座席を汚さないように気をつける
車のシートは人が座る部分です。衣装ケースやダンボールで汚さないようきれいなビニールシートやゴミ袋をしいて保護しましょう。
もちろん一旦地面に直においた荷物を座先にそのまま乗せるのもNGです。
荷物の搬入手伝いはできない
タクシーが運ぶのは人で、荷物はそのついでです。
荷物を車から降ろすまでは手伝ってくれますが、その後建物内まで運び込むことまではしてくれません。
部屋に運び込むのは自力で行うか、友達などに手伝ってもらう必要があります。
タクシーの運転手は規定により車から離れてはいけないため、無理に頼み込むことがないようにしましょう。
荷物だけを運んでもらうことはできない
引っ越しトラックは荷物だけを運びますが、タクシーの場合は必ず人が一緒に移動する必要があります。
1台のタクシーに荷物だけを積み込んで、人は電車で移動、などということはできません。
荷物を送り出した後に用事や手続きなどがある場合は、タクシーではなくレンタカーや引っ越し業者を利用しましょう。
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